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セガよりドリームキャストで発売された『シェンムー 一章 横須賀』の初回限定版に付属してきた特典音楽CD。『シェンムー』関連の音楽CDとしては、『シェンムー Orchestra Version』に続いて2枚目となる（シングルCDも含めると5枚目）。

　『シェンムー 一章 横須賀』は、「FREE（Full Reactive Eyes Entertainment）」と言う新ジャンルのゲームとして、セガの新ハード?ドリームキャストの目玉作品の一つとして登場した。開発を担当したのは、セガの第2ソフトウェア研究開発部（AM2）で、この時点ではCSK総合研究所（CRI）へと営業譲渡されていたため、クレジットの表記はAM2 of CRI（後のSEGA-AM2）となっている。AM2には、『アウトラン』『ハングオン』『スペースハリアー』『アフターバーナー』、そして『バーチャファイター』と言った数々の名作アーケードゲームを世に送り出した鈴木裕氏が所属しており、『シェンムー』は氏が手がける初めての家庭用ゲーム機向け作品としても注目された。なお、『シェンムー』のゲーム内に出てくる”ゲームセンターYOU”では実際に『ハングオン』と『スペースハリアー』を遊ぶ事が出来たりする（『シェンムーII』では、更に『アウトラン』と『アフターバーナーII』も追加されている）。ちなみに、『シェンムー』は元々セガサターン向けに開発されていたもので、『シェンムーII』ではその貴重な映像が特典に収録されている。

　この音楽CDでは、ゲーム内のバー”ハートビーツ（Heaet Beats）”に置かれているジュークボックスにて聴くことができる楽曲を収録している。ゲームの音楽にはセガの光吉猛修氏やエインシャントの古代祐三氏など、数多くのコンポーザーが携わっているが、冊子には特に曲毎の解説などは載っていないため、どの曲を誰が作ったかは明らかではない。ただし、翌年発売の『シェンムー 一章 横須賀 Original Sound Track』にも一部楽曲が再録されているため、「Hip De Hop」が古代氏、「Antiquity Tree」が光吉氏、「Flower Girl」が井内竜次氏の作曲である事は判明している。ちなみに、ハートビーツ以外にもジュークボックスは置かれていて、その収録曲は6曲が共通で4曲が異なっている。このCDで収録されなかったジュークボックスの曲は以下の通りとなる。

Disc 1 

Disc length 54:27